女性をターゲットにした地図開発、昭文社

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 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年7月3日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 154号 ◆◆◆

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    〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         固定観念にしばられていないか。
      打破するためには事実の前に謙虚になろう。
  
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━ 2003年7月3日付日経MJ9面より引用 ━━━

 ■「地図は苦手という女性の声は確かに多かった」(昭文社地図編集部
 企画編集二課の中根順子さん)。女性が読みやすく、使いやすい地図を
 作ろうと2001年9月、社内公募で経理、総務などの部署を含めた女性11
 人が開発チームを作った。

 ■1年余りの期間を経て発売した「リンクリンク」(750円)は、都市
 地図とガイドブックの性格を備えるものに仕上がった。

 ■駅出口マップは、地下鉄の出口ごとに、地上に出た際の体の向きを矢
 印で示した。

 ■何から何まで女性を念頭に置いた。

 ■現在のところ、購買層は圧倒的に女性が多いが、男性の利用者も着々
 と広がっている。「進む方角に向かって記載された地図は非常にわかり
 やすい。なぜ今までなかったんだ」。書店店頭ではこんな感想を漏らす
 サラリーマンも多いということだ。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●私は、東京の渋谷駅が嫌いになってしまいました。私が所属している
 JMMO(日本マーケティング・マネジメント研究機構)の本部が渋谷
 にある関係でたまに渋谷駅のホーム(主にJR)に降り立つのですが、
 必ず道に迷います。福岡から羽田空港を経由して渋谷駅まではたいてい
 すんなり行くのですが、そこからが…。

 ●ベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』はお読みになり
 ましたか? 私も以前この本を読んで、「なるほど、その通り」などと
 感心したものでした。しかし、ちょっと疑問が残ったのは、「女性は地
 図を読むのが苦手で、自分の体の向きに合わせて地図を回転させる」と
 いう部分。私もときどき地図を回転させるので、「俺の頭の中は女性的
 なのだろうか」と少し心配になったのでした。

 ●考えてみると、私は昔から友人たちに比べて東西南北の方向を言い当
 てる能力に劣っていました。渋谷駅の中で道に迷うのも、おそらくその
 せいでしょう。同書により「地図が読めないのは女性」という固定観念
 が私にも生じ、「わかりにくいじゃないか、渋谷駅!」と堂々と言えな
 くなっていました。他の男性から馬鹿にされそうだし…。

 ●昭文社においても、「男女差」に注目し、あくまでも「女性向けの地
 図」を製作しようということで商品開発に取り組みました。つまり、固
 定観念からたまたまターゲットを絞って製作し、それが功を奏して、タ
 ーゲットではない男性にも受けるという結果となりました。

 ●今回は良い結果に結びついたものの、やはり固定観念には気をつけな
 ければなりません。むしろ、固定観念を打破するところから新商品開発
 は為されるべきでしょう。私も今回の記事を読み、「男性の中にも私と
 同じような人はいるんだ」と少しホッとしました。^_^; 私自身も固定
 観念にしばられていたわけです。

 ●特に、抽象的でわかったような気になる言葉には注意が必要ですね。
 「女性をターゲットにした店を作れば男性も集まる」「飲食店は立地産
 業である」「インターネットで世界を相手に商売ができる」。マーケテ
 ィング関連以外でも、「愛国心」だとか「心の教育」だとか、特に権威
 のある人が使った言葉に、大衆は振り回されます。

 ●大切なのは、「それ、具体的に言うとどういうこと?」「どういう事
 実があってそう言えるの?」という質問が頭に浮かぶか否かです。この
 思考力があれば、他人の言葉に振り回されたり、人のマネをして大失敗
 するということが無くなります。

 ●ときどき頭を新入社員時代に戻す必要がありますね。「なんでそうす
 るの?」「もっとこうすればうまくいくんじゃないの?」そういう疑問
 を先輩の固定観念によってつぶされてきたのではないでしょうか。特に
 顧客の声に素直に耳を傾ければ、見えてくるものがあるはずです。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 先日、ある政治家の方と話していて気づいたことがあります。どうも普
 通の人と違って話しづらかったなあ、どうしてだろうと考えているうち
 に、「表情に謙虚さが無い」ということに思い当たりました。何かこう
 傲慢(ごうまん)な感じを受けたのです。

 企業経営を円滑に進めるためには「徹底的に謙虚になり、事実から素直
 に学ぶ」ことが必要です。経営者が謙虚さを忘れたとき、企業は没落に
 向かいますね。

 ほんの30分ほど話しただけでしたが、「国民の政治離れは無理も無い」
 と感じました。国が衰退しているという事実の前に、謙虚に反省してい
 る政治家はどれほどいるのでしょうか。私たちは今日も事実を前にして
 「何が良かったか、何が悪かったのか」をつかみとりましょう。(^_^)

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