若者の「郷土愛」で活性化

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年6月27日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 148号 ◆◆◆

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    〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         マーケティングの原動力はあるか。
      電源を入れなければ精密機械も動かない。
   
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━ 2003年6月26日付日経MJ32面より引用 ━━━

 ■自身の出身地を積極的にアピールするミュージシャンたちが活躍して
 いる。田舎ぶりを自虐的に笑い飛ばしたり、地元と組んだ大規模な野外
 ライブで地域活性化を図ったり─。彼らの新鮮な「郷土愛」が支持され
 ている。

 ■ベースの弾き語りという異色のお笑いタレント「はなわ」。

 ■山形県酒田市からは、全国初の商店街が育てたアイドルグループがデ
 ビューした。13歳から19歳の地元の女の子6人組で、名前は「SHIP
 (シップ)」。

 ■学ラン姿にリーゼントで熱唱する氣志團(きしだん)は、リーダーを
 はじめ6人中3人が千葉県木更津市の出身。彼らが8月30日、同市で挑
 戦する過去最大のイベントが3万人規模の野外ライブ「氣志團万博」だ。

 ■地元の商工会議所や市役所、観光協会などが名乗りをあげ、プロモー
 ション委員会を設立した。

 ■はなわたちの活躍は、都会の地方出身者たちが忘れかけていた郷土愛
 を呼び覚ましたようだ。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●最近は高齢化が進み、地域や組織の平均年齢がぐっと上がってきまし
 た。企業は業績の悪化で新入社員も採用しなくなると、余計に高齢化が
 進み、活気が徐々に失われていきます。昔も今も、若者が活気を生み出
 してきたことには変わりが無いようです。

 ●なんとか活力を生み出そうと、中高年の方がリーダーとなって、若者
 に地域行事や企業内勉強会等への参加を呼びかけます。しかし、なかな
 か積極的な参加には結びつかず、結局空回りに終わることも少なくあり
 ません。

 ●そんな中で、若者が郷土を盛り上げようと頑張っているのが、今回の
 事例です。記事を読むと、いずれも中高年の企画から始まったことでは
 無いようです。若者の主体的な意志が、周囲の大人たちを巻き込んでリ
 ードしています。

 ●ご当地ソングというのは昔からありましたし、例えば、国民体育大会
 (国体)で地元選手を応援したりするのは、昔の方が強烈だったでしょ
 う。しかし、あくまでも日本は東京を中心に回っており、それに対して
 田舎者で自信も無い地方人が、ごく一部の局面で頑張っただけではなか
 ったかと思います。

 ●それが最近は地方分権が掛け声だけでなく、実際に税源を移譲すると
 いうところまで進んできましたね。インターネットの普及も、東京と地
 方の情報格差をかなり縮めました。原宿ではどんな服が流行っているか
 など、関心のある若者はすぐに情報を入手できます。

 ●つまり、田舎の若者が、東京(都会)の若者に気持ちの上で負けなく
 なってきたのではないかと思います。だからこそ、平気で自分の出身地
 を馬鹿にできるのです。東京の人が「東京だってそんなたいしたこと無
 いよ」と言える感覚です。

 ●そのエネルギーが、少しずつ若者の内から出てきたのではないでしょ
 うか。そして「佐賀県」の歌を歌うことが、実際に佐賀県のマーケティ
 ングにとって、非常にプラスになっているでしょう。記事によれば「佐
 賀県の古川康知事がプロモーションビデオに友情出演し、感謝状を贈る
 ことを検討」しているそうです。

 ●情報の格差が無くなると、力のある者が能力を発揮できるようになり
 ます。企業の中でも一部の中高年が情報を握っているままで、若手社員
 に「一緒にがんばろう」と言っても若者に活力は沸いてきません。

 ●人々のエネルギーが外に発散したとき、それはマーケティング上、非
 常に大きな効果を発揮します。どんなマーケティングツールよりも、活
 気がみなぎっていることの方がアピールする力は大きいからです。例え
 ばすばらしい出来栄えのチラシよりも、「CD店に1200人集まったらし
 い」という噂の方が力がありますね。

 ●本をたどると、結局マーケティング担当者自身の活力が、マーケティ
 ングを成功へと導くことになります。これは環境変革の原理です。「あ
 の人めちゃくちゃがんばってるよ」という噂が、周囲の人を協力させる
 ことにつながります。1人の若者が県全体を元気にできるのです。あな
 たにできないわけがありません。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 「参加意識がうすい」となげく言葉をときどき聞きますが、それは参加
 したくなるような魅力が薄いからですよね。なぜ参加したくないのか、
 アンケートでもとってみたらどうでしょうか。

 誰にだって目を輝かせるときがあります。そのときの目は「参加したい」
 と言っているわけです。人の目が輝くような企画を考えるのが、マーケ
 ッターの仕事ですね。それを考える苦しみを、お客にさせてはなりませ
 ん。舞台俳優の連日の苦しい稽古を、観客にはさせないのと同じです。
 企画作成段階の苦しみこそ、マーケッターを本物にするのです。

 さぁ、今日もはりきって仕事しましょう。苦しいときはメールください
 ねー。(#^.^#)

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