〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年6月26日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 147号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
ターゲットと通販媒体は合っているか。
「誰に」売るのかで商品・媒体が変わる。
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━━━━━━━━━━ 2003年6月26日付日経MJ17面より引用 ━━━
■三井物産子会社で食品卸の三友小網(東京・中央、平野博史社長)が
5月に開設した食品の通信販売サイト「フーズ・マート」が好調だ。月
間売上高は目標の2倍に当たる一千万円を記録。地ビールやオーガニッ
ク食品など幅広く500種類の商品をそろえているのが特徴だ。
■人気の原動力は酒類。地ビール(3千円前後)や焼酎(3千〜5千円
前後)、ワイン(5千円前後)など120種。特に5月は「父の日」のギ
フト需要もあり、「吟醸酒とカモロースのセット」(三千円)など酒類
と食品を組み合わせた商品が人気を集めたとのこと。
■商品発注などを担当する樋口明香さんは日本ソムリエ協会(東京・千
代田)が認定するワインアドバイザー資格を持つなど酒類に詳しい人だ。
サイトはこちら⇒ http://store.yahoo.co.jp/foodsfoo/index.html
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●先日皆さんにご紹介した「マーケティング資料室」(当メルマガを業
種別に編集したサイト)をせっせと作っているとき、気づいて愕然とし
たことがありました。一部の方はお気づきでしょう。卸売業が無いので
す。1割近くの卸売業に従事しておられる読者の方、すみません。
●当メルマガの基本コンセプトは「売り上げを伸ばしている企業や個人
等から、その現象の根本にある本質的理由を解明する」ことにあります。
で、業種別に分類して卸売業が無いということは、はやり卸売業は相当
厳しい状態に置かれていると見てよいでしょう。
●しかし、今回の三友小網もそうなのですが、小売業であるネット通販
に進出している企業の母体が、実は卸売業というケースが少なくありま
せん。
●卸売の企業がリアルの小売りに進出するに当たっては、得意先である
小売業の会社が嫌な顔をします。自社の仕入先がいきなり強力な競合企
業になるわけですから。しかし、インターネットで全国を相手にやる分
には、抵抗も少ないのではないでしょうか。
●この三友小網のサイトは、一見して平凡な作りです。どこにでもあり
そうな感じ(と言ったら怒られるかも…)。しかし、5月に開設したば
かりで月間売上高が一千万円ですよ。その秘密はいったいどこにあるの
でしょうか。
●記事には、「ヤフーの勧めもあり、酒類を追加したことが奏功」とあ
ります。これは何を意味するでしょうか。ターゲットを替えたというこ
となのです。
●もともと主力として考えていたオーガニック食品等を中心とし、酒類
の無いサイトであれば、まず男性のほとんどは購入しないでしょう。こ
の場合のターゲットは、健康に関心の高い中高年の女性です。
●しかし、今まで当メルマガで熱心に勉強された読者の方はピンとくる
でしょう。「中高年の女性がネットで買い物するか?」。ターゲットと
商品は合っていますが、ネットという媒体がターゲットに合っていない
わけです。
●酒類を加えることによって、男性がメインターゲットとなりました。
そして健康に関心の高い男性が増えているわけですから、「酒類と食品
を組み合わせた商品」が人気となり、父の日とあいまって売り上げが伸
びたのです。男性が買えばその奥さんの購入にもつながります。
●サイトを見てみると、隠し味もきいていることが分かります。サイト
運営者が三井物産の関連会社で安心感があること、サイトを運営してい
る樋口さんのお顔は見えませんが、オーガーニック食品を製造している
ヤマキ醸造のこだわりが伝わってくること、一部地域を除いて送料無料
であること、です。
●商品コンセプトとターゲットがマッチしても、それだけで売れるとは
限りません。今回は、媒体とターゲットを合わせたことが、売り上げ増
につながったと言えます。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
戦争では戦力の逐次投入(少しずつ戦力を増していくこと)は、しては
ならないことのひとつですが、ビジネスもそうですね。慎重に準備を重
ねて、戦闘を開始したら一気に攻めなければなりません。三友小網さん
のサイト開設早々で一千万円達成は、その点で見事だと思います。
「まずやってみよう」という精神は大事ですね。誰もやった人がいなけ
れば、自分が開拓者として「先ずやって後に学ぶ」ことが中心になるで
しょう。しかし、やった人が多い分野は、「先ず学んで後にやる」方が
効率的です。その方が、差別化を図るのにもよいと思います。学んでい
るうちに、新しいアイデアを思いつくことが多いですし。ネット販売に
進出する方は、もう学んでからやる時代となりましたね。(#^.^#)
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