中小企業診断士の勉強部屋:グレープストーン、マウントバームが東京みやげナンバーワン

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執筆者:中小企業診断士 濱本 克哉

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1477号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
           「見た目」を変えてみないか。
        基本機能を強化する方向で考えてみよう。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2008年12月5日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(3面)
 ■□■   見た目に手作り感         グレープストーン
 □■□     発売1年余りで「東京みやげ」ナンバーワンに
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 今日は、2007年2月に発売したばかりの商品「ねんりん家 マウントバー
ム しっかり芽」が好調な、グレープストーンに関する記事です。

 ■同社が初めてバームクーヘンに挑んだのは1990年。百貨店に出店する
  「銀のぶどう」ブランドで発売したが、他社商品との差異化ができず
  「長続きしなかった」(菓子企画部)。

 ■そこで、「食べる前に目で見ておいしい商品を目指した」(同)。

 ■たどり着いたのは「手作り品のような」(大丸東京店の冨士川セール
  スマネジャー)外見だ。山のようにでこぼこしている。

 ■形の斬新さでブランドの印象を強める一方、出店地を絞り希少性にこ
  だわった。

 ■大丸東京店の冨士川氏はグレープストーンを「研究熱心。昼夜問わず
  商品企画についてとことん議論する会社」と評する。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●東京みやげを何にするか。私も羽田空港で何度もウロウロしました。
  これから先もきっとそうでしょう。ですので、今回の記事に掲載され
  ているようなランキングがあると助かります。


 ●1位となったのは、グレープストーンの「ねんりん家 マウントバー
 ム しっかり芽」。発売からわずか1年半で店舗に「行列が耐えない」
  ほどの人気商品となりました。


 ●記事によれば、これには過去の失敗が生かされているそうです。同社
  が1990年に発売したバームクーヘンは、他社商品との差異化ができな
  かったとのこと。おそらく味には自信があったのでしょうが・・・


 ●バームクーヘンで私がピンと来るのは、なんといってもユーハイム。
  結婚式の引き出物としても利用しました。

  地方に住んでいてもバームクーヘンはそうめずらしいものでもありま
  せん。グレープストーンのものは、消費者に選ばれなかったようです。


 ●しかし、すでに「東京ばな奈」などで成功体験を積んでいる同社には、

  ・見た目で引き付ける

  というノウハウが蓄積されていたのでしょう。


 ●バームクーヘンも通常の円形であれば競争力はありませんが、形が違
  うものは滅多になく、十分、東京みやげとして通用します。

  たくさんの消費者を引き付け、買ってもらうには、「おいしそう!」
  と感じさせるインパクトも必要。


 ●そこで同社は「手作り品」の感じを演出しました。一般的なバーム
  クーヘンの形状はいかにも機械で作ったという感じの美しい円。

  「ねんりん家」(ブランド名)のものは職人の手作り風です。


 ●「バームクーヘンはこういう形」という消費者の固定観念を打ち破り、
  「東京ばな奈」と同じく売り場を絞って大成功させました。

  「商品企画についてとことん議論する」同社は、不況をものともせず、
  長く繁栄しそうです。

  焼き菓子バームクーヘン ねんりん家
  ⇒ http://www.nenrinya.jp/


 ●さて、あなたは、既存商品の

  ・見た目を変える

  ことを検討したことがありますか?


 ●一見、小手先の作戦であり、長続きしないように思えます。しかし、
  その見た目がどのようなインパクトを与えるかで、効果はずい分違っ
  てくるでしょう。

  グレープストーンのように、基本機能である「味」の良さをアシスト
  するような見た目の変更はかなり強力。とても参考になる事例です。

    
 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 ふらりと入った書店で、

 『三国志』(宮城谷昌光著)の文庫本1・2巻
 ⇒ http://tinyurl.com/6lynkg

 を買ってしまいました。宮城谷氏の小説は読み始めるとはまってしまい、
 仕事そっちのけになるので気をつけています。(笑)しかし「文庫が出
 たら買おう」と決めていた本なので、目の前に見つけるとつい・・・

 この作品は、三国志の切り口が他の作家とずい分違っていて驚きました。
 「これって三国志?」と思いながら読み進めましたが、今回もいつの間
 にか魔力に縛り付けられた感じになっております。いかん。

 さぁ、今週も仕事がんばりましょう! (#^.^#)

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