中小企業診断士の勉強部屋:ツムラライフサイエンス、販路によって商品名を変える

これはマーケティングサポーターズクラブ(MSC)の秘密兵器です!ココをクリック)

日経MJを読み解く!

メルマガ登録・解除 現役中小企業診断士が執筆中! 読者数3万人超
 


執筆者:中小企業診断士 濱本 克哉

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2008年10月15日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1441号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
           顧客によってニーズは異なる。
       当然、訴求ポイントも変わってくるのだ。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2008年10月13日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(6面)
 ■□■   バスクリン販売好調    ツムラライフサイエンス
 □■□           古くささ一掃した自然派
 ────────────────────────────────

 今日は、入浴剤「バスクリン」ブランド全体の売上高が2008年3月期ま
 での4年間で約3割増えたという、ツムラライフサイエンスに関する記事
 です。

 ■固定客の高齢化が進むなか、新商品を積極投入し若者にもファンを広
  げる戦略が当たった。

 ■ピンクが基調のパッケージにバラを印刷した「3つの香りセット」と、
  夜空を背景に湯船につかる女性を描いた「明日のためのリラックス入
  浴パック」。‥‥中身は同じ。

 ■香りセットが総合スーパーやドラッグストア、入浴パックがコンビニ
  向けと販路ごとに商品名を変えた。

 ■「量販店で入浴剤を買う主婦には香り、コンビニを利用する若者には
  生活リズムを整える商品特性を伝えたかった」。

 ■天然素材にこだわったのは、若者に広がる「ロハス志向」に応えると
  同時にこうした入浴剤への否定的な印象をぬぐうため。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●商品には、いくつかの特長があるものです。片や、顧客が求めるニー
  ズは、顧客の属性によっていくつかのパターンに分かれます。

  どの顧客にどの特長を示せば興味をもってもらえるのか、見極めなけ
  ればなりません。


 ●中高年の方で、入浴剤「バスクリン」を知らない人はあまりいないで
  しょう。確か30年ほど前からだと思いますが、テレビコマーシャル等
  を使って広く宣伝していました。


 ●発売は1930年(昭和5年)なのだそうです。今年で78年にもなるとい
  うロングセラー商品。私が子どもの頃は入浴剤といえば「バスクリン」
  でした。

  記事によると、現在、市場シェア首位は花王の「バブ」とのこと。


 ●2000年代に入り、ツムラは攻めに転じました。
  ※06年10月1日、今のツムラライフサイエンスに事業を引き継いでい
   ます。

  新商品を相次ぎ投入。昨年の9月には「バスクリン カラダプラス」を
  発売。今年9月下旬に発売したカラダプラスのシリーズ品では、販路
  によって商品名やパッケージを変更する作戦をとっています。


 ●以前は私も、入浴剤を使うことになんとなく抵抗を感じていました。
  記事には、入浴剤を使用しない世帯の理由として「人工的」「残り湯
  を洗濯に使えない」の2つが紹介されています。


 ●若者を取り込むためには、この障害を取り除かなければなりません。
  そこで同社は天然素材にこだわった商品を開発したわけです。

  「買わない理由を除去する」

  のは、マーケティングやセールスの鉄則です。


 ●今回の事例で最も注目したいのは、

  ・販路ごとに商品名、パッケージを変える手法

  主婦と若者では響くポイントが違うので、そのポイントに合わせ、
  「見かけ」を変えたのです。


 ●できるセールスマンは、商品の特長をしっかり押さえておき、顧客に
  よって変幻自在に訴求の仕方を変えるもの。ツムラライフサイエンス
  は、これを会社全体でやっています。

  バスクリン カラダプラス
  ⇒ http://www.tsumura-ls.co.jp/products/ofuro/plus/index.htm


 ●さて、あなたは、

  ・顧客にどの面を見せるべきか

  訴求ポイントを間違っていませんか。   

  
 ●順番としては、

  ・まず最初に、ターゲットを鮮明に認識すること
  ・次にそのターゲットのニーズは何かを見極めること
  ・そして、それに応えられる商品の特長を明らかにすること

  です。この作業をきちんと行っていれば売れる可能性が高まりますし、
  仮に売れなくても学習となるので、次の成功につながります。
  
  
 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 他のメルマガ執筆者の方から、

 「読者数が多いから、メルマガ書くの楽しいでしょうね」

 と言われることがあります。そこで「楽しいですよ!」とお答えしたら、
 彼らのモチベーションアップにもつながるのでしょうが・・・

 正直に言いますと、そう楽しくはありません。むしろ苦しいという方が
 当たっているかも。(笑)

 もともとは自分の「修行」として始めたもの。毎日、新聞記事とにら
 めっこし、次にパソコンと向き合い、数時間かけて文章を書くのです。
 楽しいと思います?

 しかし、メルマガを書いていると、必ず1メルマガにつき1つ、「あぁ、
 そうか」と思う瞬間があり、100に1つは「おおおぅ、なるほど!」と悟
 るような感じになれることがあります。

 おかげでマーケティングについては、かなりわかっているような気がし
 てきました。わかっても「できる」とは限らないですが。

 今朝の福岡は快晴です。事務所にいるのはもったいない。(#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ