余暇の過ごし方が変化している

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年6月2日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 123号◆◆◆

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 月曜日は、データから考えてみましょう(^.^)。

     〜〜〜【先週の日経MJから、データを読む】〜〜〜
          主体性をもった人たちが増えている。
      教養を身につけることで判断基準を向上させる。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2003年5月27日付日経MJより ━━━

 ???  先週の注目データ(火曜日17面です)

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 ■あなたは、毎日の生活をするうえでどちらに重点をおいていますか。

  「将来にそなえるほう」(アリ派)………… 24.1%
  「どちらともいえない」……………………… 36.4%
  「生活を楽しむほう」(キリギリス派)…… 39.5%

  景気停滞が長期化しはじめた1994年前後から、「生活を楽しむほう」
  が、「将来にそなえるほう」を上回るようになった。「その日その日
  を楽しく過ごせればいい」と考える「キリギリス」的な消費者が増え
  つつある。

 ■8割超の人が教養を高めることに関心を持っている。
  年代別では、20代の「あてはまる」65.8%が最も高い。

 ■今後、余暇時間にやりたいこと。

  キリギリス派とアリ派を分けて集計すると、総じて、キリギリス派が
  アリ派を上回っている。

  キリギリス派は、特に芸術系の活動に対する意欲が高い。

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 この数字をどう見る?

 ●アリとキリギリスに分けて分析しているのが面白いですね。あなたは
 アリ派でしょうか、それともキリギリス派? 孫子の兵法的観点からす
 ると、基本はアリ派でなければなりません。まず守りを固めておいて、
 チャンスを伺い、機を見計らって攻撃に撃って出るのがリスクが少なく、
 勝つ可能性が高いからです。しかし、日本ではキリギリス派がどんどん
 増えてきていますね。

 ●守りを固めようとしていたのに、自分ではどうしようもない外部の力
 (倒産やリストラ)によって崩されたり、あるいは政治家や官僚への不
 信がつのったりして、「こんなことなら守りを固めてもしようがない。
 今を楽しもう」という人々が増えているのかもしれません。

 ●ただ、今増えているキリギリス派は、単に生活を楽しむことだけを追
 いかけているのではないような気がします。会社や国に依存してきたの
 が今までのアリ派だったとすれば、自らの主体性を発揮して生きていこ
 うと目覚めたのが、このキリギリス派の人たちなのではないでしょうか。

 ●本来、主体性が芽生えると、意欲が増してくるのです。人間は一生の
 間に無数の「判断」をし続けますが、主体性が無くなると、「判断」を
 避けようとします。サラリーマンは、「判断」を上司にしてもらい、結
 果がよくないと「上に言われた通りにやっただけです」と責任を回避で
 きますね。これを続けているうちに判断能力は低くなり、自分の生活を
 守るだけのつまらない人生になってしまいがちです。

 ●そのようなアリだった人たちが、「これではいけない」と気づき、主
 体性を取り戻してきたのだと思うのです。これこそ「ピンチはチャンス
 である」ということですね。政治家・官僚、官僚化した大企業経営者の
 ていたらくが日本のピンチを招いていますが、そのピンチが国民を目覚
 めさせ、チャンスの芽が出てきています。

 ●私は、日本の国民は知識はあっても教養が無いと感じています。教養
 とは、身につければ全体的に「判断基準」のレベルが上がるものだと考
 えますが、現在のような知識偏重教育だと、ちっとも人間が偉くなりま
 せん。いわゆる「立派な人間」「大人物」を育てる仕組みが日本の中に
 無いと思います。

 ●仕組みが無いなら、自分でやるしかありませんね。特に20代の人の、
 教養を高めたいと考えている割合が高いのは頼もしいことです。ただし、
 「教養とは何か」については、漠然としたイメージしかないでしょう。
 それを教えてあげるのが、特に40代以上の人間の役割だと思います。と
 すれば、まず教える側が、しっかりと学びましょう。

 ●学ぶときに一番大事なのは「師を選ぶこと」です。時間をかけてもよ
 いので、良い先生を探しましょう。マーケティングもしかりです。ただ、
 マーケティングにおいて一番の師は、誰よりも目の前のお客ですね。お
 客の「声無き声」を耳をすまして聞くことが、最良の勉強法と言えます。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 余暇に何をして過ごしているかという調査項目の選択肢の中で、「パソ
 コン」というのがありましたが、ちょっと違和感がありませんか? パ
 ソコンの普及途上ならばそれでも通ったと思いますが、もうこれだけ出
 回っていると、パソコンで何をするかの方を質問すべきでしょうね。ま、
 多岐にわたるので質問しにくいでしょうが…。

 私などは、パソコンで余暇を過ごすというイメージは無いですね。パソ
 コンと言えば「仕事」であります。ビジネスマンは大半がそうではない
 でしょうか。やっぱり、余暇はハワイのワイキキビーチあたりで、パソ
 コンを見過ぎて疲れきった目の保養をしたい…? ^_^;

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