アサヒビール、カテゴリーマネジメントを強化する理由

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1220号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       一見「損」をしているように見えるけれども、
          実はその数倍の「得」をするのだ。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2007年11月11日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(5面)
 ■□■   カテゴリーマネジメント強化     アサヒビール
 □■□      ビールや酒類の売り場全体の活性化を促す 
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 今日は、小売店に売り場づくりを提案する「カテゴリーマネジメント」
 の強化に取り組んでいる、アサヒビールに関する記事です。

 ■カテゴリーマネジメントは小売企業がPOSデータなどの販売情報を
  提供し、卸やメーカーが店頭在庫の補充や売り場提案に生かす取り組
  み。

 ■06年5月に小売企業から受け取るデータを分析するための独自のテン
  プレートファイルを完成させた。

 ■市場で糖質を減らした発泡酒の人気が高まっているのに店頭での売れ
  行きが不振なら、アサヒの「スタイルフリー」とキリンビールの「淡
  麗グリーンラベル」を合わせて目立つように陳列することなどを勧め
  る。

 ■小売店の要望に応じて手掛けたカテゴリーマネジメントの提案件数は
  06年に前年比2倍に増え、今年も10月までで06年の2倍程度に増加。

 ■実際に提案した案件の事例集を蓄積し始めており・・・

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●私がジャスコで働いていた頃(今から20年以上前)、カテゴリーマネ
  ジメントという概念は無かったと思います。

  ようやくPOSレジが普及し始めたくらいで、まだ売り場情報を十分
  に収集できていなかった時代でした。


 ●もちろん私は、担当している売り場の業績を伸ばしたいと思っていま
  したが、繁盛する売り場を作ろうにも、あるのは本部が作ったマニュ
  アルと自分で採取したわずかなデータのみ。


 ●さまざまな食品メーカーの担当者が訪れては、「うちの製品をどうか
  よろしく」とペーペーの私に頭を下げていましたけれども、そんなこ
  とよりどうすれば売れるかを教えて欲しいと思ったものです。


 ●おそらく、売り場のデータが十分取れるようになった今も、売り場担
  当者はそのデータを使いこなせていないでしょう。

  なぜなら、売り場にはかなりのボリュームのやるべき作業があり、細
  かいデータ分析を行う時間が取りづらいからです。


 ●記事に「スーパーなどからの要望が増えている」とありますが、以上
  の私の経験からしてもその通りでしょう。

  しかし、メーカー側にとって、他のメーカーの商品まで含めてカテゴ
  リーマネジメントを行うメリットはあるのでしょうか?


 ●当然、あります。取引先であるスーパーなどの小売業者と密接な関係
  を持てるわけですから、例えば、定番商品として置かれる商品数が増
  えたり、特売商品として扱われる回数が多くなったりするはず。

  アサヒビールの取り扱いアイテム数からすれば、メリットは計り知れ
  ません。


 ●「量販店向けの担当者を昨年に比べ1割増やし」てまで、つまり人件
  費コストを10%も増加させてまでカテゴリーマネジメントに取り組む
  のは、それ以上の儲けが期待できるからでしょう。


 ●同社が「総合酒類化」という戦略を採用しているのは、当メルマガ
  202号(2003年8月25日発行)でもお伝えしましたが、多くの酒類を取
  り扱っているからこそ、カテゴリーマネジメントが生きてくるのです。

  202号⇒ http://www.bushidoman.com/202asahi.htm

  昔のような「ビールメーカー」だったら無理です。同社が長い目で
  戦略を考えていることがよくわかりますね。


 ●さて、俗に「損して得とれ」と言いますが、顧客が喜ぶような(例え
  ばアサヒビールがカテゴリーマネジメントをするような)「損」は、
  いずれ「得」となって返ってくることが多いもの。

  あなたは「損」することを考えていますか。


 ●大きく企業を成長させる経営者ほど、常に「損」を計算のうちに入れ
  ているものです。

  「得」ばかり考えている人のところへは、お金はあまり流れてきませ
  ん。人を喜ばせる「損」を検討してみましょう。


 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 土日は、ずーっと仕事をしていました。

 遊びに行ったり、映画を見たりする時間が無いわけではないのですが、
 つい仕事をしてしまいます。ちょっと病気でしょうか。(笑)

 あるマーケティングコンサルタントに趣味を聞いたところ、

 「その質問が一番困るんですよ。趣味は仕事ですね」

 と言ってました。実際、口を開けば仕事の話ばかりしています。こうい
 う人間について、

 「さみしい人生だ」

 とおっしゃる人がいますが、趣味が仕事なら毎日が楽しく、休みも不要
 ですから、逆に最高の人生なのかもしれません。(#^.^#)

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