資生堂、売り上げノルマをなくし顧客志向を徹底

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1168号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       目先の売り上げを追い求めすぎると失敗する。
        辛抱して「顧客志向」を浸透させよう。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2007年8月27日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(6面)
 ■□■   会員組織、10年ぶり増勢        資生堂
 □■□     売り上げノルマをなくし顧客志向を徹底 
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 今日は、会員組織「花椿クラブ」が、昨年春の550万人を底に毎月5%ず
 つ伸びている資生堂に関する記事です。

 ■資生堂は昨年4月、美容部員の評価項目から売上高をなくした。‥‥
  代わりに導入したのが顧客による美容部員の採点だ。

 ■美容部員が応対した顧客にはがきを渡し、顧客が部員の接客態度を評
  価して返送する。

 ■‥‥「どうすれば顧客に喜んでもらえるかを、個々の美容部員が必死
  に考えるようになった」と話す。

 ■今では美容部員がまず時間があるかどうかを顧客に尋ね、商品説明の
  仕方を変える。顧客の肌の悩みや要望にもとづき、必ず複数の選択肢
  を示す。

 ■資生堂の美容部員の主な評価項目

  ・顧客からのはがきの採点
  ・接客した人数
  ・再び来店した客数
  ・顧客の肌に触れた回数
  ・肌診断など美容機器を使った回数

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●「なんとしても売らなければ」

  と売り手が考えたなら、目はギラギラと輝きセールストークに力がこ
  もります。お客は帰りたくてもなかなか店から出してもらえない…


 ●日本では、戦後10数年が経過してモノが行き渡り始めた頃、商品を売
  るのが難しくなってきました。そこで、マーケティングでは「販売志
  向」が叫ばれ、企業が販売力に力を入れるようになったのです。


 ●そして、各販売員を評価する項目にも、1番に、

  ・売上高

  を置いてきました。当然ながら、それを認識している販売員は、必死
  で売ろうとします。


 ●しかし、販売網作りなども一段落した後、今度は「顧客志向」が最も
  重要視されるようになりました。

  ・顧客を喜ばせれば、売上高はついてくる

  という考え方です。企業はこの思想を全社員に浸透させなければ売れ
  ない時代になったのですが・・・


 ●かなり長い間、ほとんどの企業で、

  ・口では「顧客志向」を唱えながら、実際には「販売志向」をやって
   いる

  状態が続いています。その証拠に、販売員や営業マンの人事評価項目
  のトップに「売上高」を設けている企業がまだかなり多いはずです。


 ●社員はこう思います。

  「社長は、口ではお客に喜んでもらうように努力せよと言うが、結局、
   たくさん売った販売員が高い評価を得るじゃないか。やっぱり売っ
   てなんぼだ」
  
  と。顧客志向が根付くわけがありません。


 ●資生堂は、ようやくこの点を反省し、評価項目から「売上高」を消し
  ました。そして、

  ・顧客による美容部員の採点

  を最重要視する方式に人事評価を変更したのです。


 ●これによって、「顧客志向」が美容部員に一気に浸透しています。そ
  の結果、会員組織「花椿クラブ」の会員数が増え始めました。

  顧客にも、資生堂の変化がはっきり伝わったわけですね。


 ●さて、あなたは心の底で、

  「なんだかんだ言っても、売り上げをとらなきゃ話にならない」

  と考えていませんか。


 ●私もその通りだと思います。ただし、それは、

  ・長期的視点

  での話。目先の売り上げに気がいき過ぎると、短期的にはよくても長
  期的には失敗する可能性が高くなるのです。

  資金的に余裕があるならば、目先は少し辛抱して「顧客志向」を根付
  かせるよう努力しましょう。

  
 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 先週末は、読書にいそしみました。

 ・読んだ本
 
 『花の歳月』 宮城谷昌光著(講談社文庫)
  http://tinyurl.com/2kd3fy

  古代中国、漢王室に嫁いだ女性の話。面白かったです。サラリと読め
  ます。電車の中など移動中に読むのに最適。

 『日本人よ、やはり中国は危ない』 柘植久慶著(PHP)
  http://tinyurl.com/2ttpdk

  「2008年から10年のあいだにかけて、中国経済が破綻する可能性につ
   いて、私は67パーセント ─ 確率3分の2と踏む」。中国の負の側面
  をこれでもかというほどに述べ、警鐘を鳴らしています。

 『宋 文洲の傍目八目』 宋文洲著(日経BP)
  http://tinyurl.com/2sjx32

  著者はソフトブレーンの創業者。日本に来た中国人留学生の中で、最
  も成功した1人と言えるでしょう。教育問題、日本と中国の問題など、
  客観的な視点が参考になります。

 久しぶりに集中して読書しました。やっぱり本は時々読んで、情報収集
 すべきですね。いろいろと刺激を受けました。 (#^.^#)

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