〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年5月25日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 115号◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
売り上げは現象に過ぎない。
その結果を導いた原因は何かを究明しよう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━ 2003年5月24日付日経MJ6面より引用 ━━━
■松下電器産業が今年3月に発売した高濃度の酸素を家庭で手軽に吸う
ことができる「酸素エアチャージャーMS−X1」が好調な売れ行きを
みせている。持ち運べるコンパクトなサイズで、希望小売価格も4万円
台後半と手ごろなことがヒットにつながっているようだ。
■2002年ごろからは「酸素バー」といった消費者向け酸素提供サービス
が国内にも登場。商品企画チームの木嶋忠敏チームリーダー(45)らは
酸素関連ビジネスの市場性に着目し、急ピッチで製品化を進めることに
なった。
■40〜50代の男性の購入が目立ち、送られてくる製品のアンケートはが
き「愛用者カード」でも半数を占める。木嶋さんは「酸素を吸うことで、
仕事の疲れを取ろうという男性が増えている」とみている。酸素を使っ
た“癒やし系”製品が働く男性たちの心を着実につかみつつある。
製品に関する詳しい情報は、こちら ↓
http://prodb.matsushita.co.jp/products/national/MS/MS-X1.html#
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●水だけでなく酸素まで商品になる時代となりました。酸素バーについ
ては、私は時々テレビで紹介されるのを見かける程度ですが、「いった
いこんなの誰が利用するんだろう」と、あまり関心がありませんでした。
ところが、この記事では私と同じ世代以上の男性に売れているとのこと。
●知らない方のために…。酸素バーは、喫茶店のようなお店です。喫茶
店ではコーヒーなどを飲んだりしますが、酸素バーでは濃度を倍近くに
高めた酸素を売っています。インターネットで調べてみたら、あるお店
では、20分吸って2000円と書いてありました。その店の顧客層も40〜50
代だそうです。
●で、その高濃度の酸素を家庭でも吸えるように開発されたのが今回の
商品ですが、ネットで調べると、他にもさまざまなメーカーが作ってい
ることがわかりました。高濃度酸素の効能は「気分転換ができる」「集
中力が高まる」「老化をおさえる」「肌によい」等々さまざまに掲げて
あります。
●同社のサイトでは、「現代人は運動不足と空気の汚染により、知らず
知らずのうちに酸欠体質になっている。だから、新鮮な酸素を体に取り
入れることを習慣にしなければならない」というふうに書いてあります。
理屈はなんとなくわかりますが、40代以上の男性が、このような理屈を
訴えられて購入するでしょうか?
●そうであれば、健康食品、栄養補助食品やサプリメント類がもっとお
じさんたちに広まってもおかしくないでしょう。しかし、それらは圧倒
的に女性の利用が多い商品です。この違いはどこからくるのか。私は、
「女性は見た目に気を使い、男性は精神状態に気を使う」という点が鍵
ではないかと思います。
●この酸素エアチャージャーの特性は、もちろん体にもいいでしょうが、
「気分転換」「リフレッシュ」など、より精神的な部分の効能が高いこ
とですね。40〜50代といえば、結果を出さなかったら即退職勧告や降格
されかねない年代ですので、常にがけっぷちです。「気分転換」を求め
ると同時に、より「集中力アップ」を図り仕事の成果を上げたいことで
しょう。
●と考えてくると、まさに私のニーズにもぴったりの商品ということに
なってきました。売れるか売れないかには、必ず理由があります。その
理由を突き止めると、次の商品開発に役立てることができます。同社の
木嶋さんも「“癒やし系”製品が働く男たちの心を着実につかみつつあ
る」ことを、次の商品企画の大きなヒントにしようとしているそうです。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
6年前、独立1年目に中小企業診断士の勉強をしているとき、気分的に
崖っぷちだった私は、脳にアルファ波を出させて集中力を高めるという、
電池で動く簡単な道具(ヘッドホン形式で音を聞くもの)を買いました。
その道具のおかげか、無事合格できましたが、なんと独立前に同僚だっ
たコンサルタントが、同じものを買っていたのでした。効能はこの酸素
エアチャージャーと似ています。
30〜50代の男性というのは、家庭を守らねばならないという意識も強く、
精神的に追い込まれる人が多いのでしょうね。それを一時的にでも開放
してあげるサービスは、今後も売れそうです。
このメルマガの読者の大半が、30〜50代の男性です。この層向けのよい
商品企画ができたら、発表してみてはいかがでしょう。ものすごい反響
が返ってくるかもしれませんよ。(#^.^#)
|