東急ストア、フリークエント・ショッパーズ・プログラムで優良顧客を囲い込み

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1109号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          システムを整えたらうまくいく?
      「人が動かす」という点を忘れてはならない。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2007年5月28日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(7面)
 ■□■   FSPで優良客囲い込み       東急ストア
 □■□      手厚いサービスをテコに固定客維持を図る
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 今日は、優良顧客に対して特別なサービスを行うフリークエント・
 ショッパーズ・プログラム(FSP)を始めた東急ストアに関する記事
 です。

 ■3月に営業企画室が担当していた顧客管理に関する業務の一部を、
  「FSPプロジェクト」として独立。

 ■一定期間に基準以上の買い物をしていたり、数多く来店している上位
  顧客に対して特別サービスを実施することを決めた。

 ■‥‥上位顧客を対象に食器や調理用具、果物などを贈るサービスを始
  めた。

 ■「来店したときに名前を呼ぶことのできるような接客につなげる」
  (社長室)考え。

 ■実施するかしないかは各店の店長の判断に委ねられている。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●1970年代前半。私は時々、母のお使いで、肉屋、魚屋、八百屋などに
  買い物に行ったものでしたが、店主やその奥さんは、子どもの私の名
  前まで覚えていてくれました。


 ●そんなとき、長崎の田舎にも現れたスーパーマーケット。どんどん増
  えていき、

  ・手間ひまをかけず、大量に仕入れて安く売る

  ことで一世を風靡しました。


 ●顧客の名前を覚えるなんてとんでもない! きっとそんなことをして
  いる店員がいたら、「無能」の烙印を押されたことでしょう。

  「お客は『安さ』を欲している。そこに焦点を合わせよ。その他の
   ムダは可能な限り削ってしまえ」

  という戦略なのですから。


 ●で、今回の東急ストアの記事を読むと、

  「来店したときに名前を呼ぶことのできるような接客につなげる」

  とあります。これはスーパーなのでしょうか?


 ●もちろん、スーパーかどうか、などということにこだわるのは意味が無
  いとは思いますが、あまりの変わりように驚いたのです。

  今、東急ストアの師匠は、昔の商店主ということになるでしょう。


 ●それならば、ぜひ、重要顧客の子どもの顔まで覚えて欲しいと思います。

  奥さんには懇切丁寧に接し、その子どもは邪険に扱うというような接客
  ではあって欲しくありません。


 ●フリークエント・ショッパーズ・プログラム(FSP)と呼ばれるもの
  はアメリカから輸入されたものですが、核となる考え方そのものはもと
  もと日本の商店主に備わっていたはず。


 ●ぜひ、思想の方に重きを置いて、運営して欲しいものだと思います。

  ・フリークエント・ショッパーズ・プログラム(FSP)

  という舶来の仕組みを表面的に導入するだけでは、たいした差別化には
  つながらないのではないでしょうか。最近の、各スーパーのカード会員
  サービスを見て感じることでもあります。


 ●さて、あなたは、

  ・既製品の仕組みを導入すればうまくいく。問題は解決する。

  などと考えていないでしょうか。マーケティングでもマネジメントでも、
  そんなことはありません。


 ●「基本思想を十分に理解し、周知徹底させること」

  が絶対に必要です。東急ストアでいえば、店長さん自身がFSPの根底
  にある思想を理解することが先ということです。

  「システムは、情の通った人が動かすものである」

  という点を忘れないようにしましょう。


 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 ZARD(ザード)の坂井泉水(さかい・いずみ)さんが亡くなるとは。
 隠れファンだったので、本当に残念です。

 がんで入院中、非常階段から転落し、脳挫傷でお亡くなりになりました。
 子宮頸(けい)がんで闘病生活を送っており、4月に肺への転移も見つ
 かったそうで、苦しい状態だったようです。まったく知りませんでした。

 経営コンサルタントをしていると、経営者や幹部の方などの、表に出し
 ていない壮絶な私生活の話を聞くことがあります。皆、いろんな重荷を
 背負って生きてるんですね。

 そんなとき私には何もできないことが多く、心苦しい思いをします。
 ただ、

 「負けないで」(ZARDの1990年代前半のヒット曲)

 と言うことしかできません。

 絶望の中で光を見出すのはなかなか難しいこと。あなたも私も普段から、

 「ピンチはチャンス」

 と脳に刻み込んでおき、不測の事態に冷静に対処できるよう、心を鍛え
 ておきましょう。

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