ライオン、「泡のチカラ」売れ筋1位の背景

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1085号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
           「顧客の不満」に注目しよう。
       あなたを勝ち組へ導く手がかりはそこにある。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2007年4月20日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(3面)
 ■□■   差異化に成功    チャーミー 泡のチカラ(ライオン)
 □■□        使う側の心理にこだわったコンセプト奏功
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 今日は、液体食器洗剤の売れ筋ベスト10で1位となった、ライオンの
 「チャーミー 泡のチカラ」に関する記事です。

 ■「洗い上がりの良さ」を前面に打ち出す花王「キュキュット」と、洗
  浄力や抗菌効果の高さをうたうP&G「ジョイ」との差異化に成功し
  た。

 ■「主要購買層である30代の主婦が食器を洗うときの気持ちを徹底的に
  調査した」。

 ■‥‥「食器洗いを楽しみたい」という主婦が増えていることがわかっ
  た。‥‥「泡立ちの改善により洗浄力と洗う際の気持ちよさの両方を
  アピールできる」(定国専任マネージャー)と商品コンセプトを決め
  た。

 ■洗っている途中で洗剤をつぎ足すと不快感が生じがち、という調査結
  果にも着目。

 ■ブランドイメージを決めるボトルの色には清潔感のある青色を使った。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●たまたま、うちにもありました。ライオンの「チャーミー 泡のチカ
  ラ」。洗剤とは思えないデザインで、なかなかかっこいいです。

 ●ライオンの前に立ちはだかる花王とP&G。

  液体食器洗剤の売れ筋ベスト10中、

  2,4,6,7,8位 … 花王
  3,5,9位 … P&G

  となっています。

 ●しかも、価格を見ると、両者の平均価格は高いです。花王はどの商品
  も180円台後半、P&Gは220円ほどするのに対し、ライオンは、

   1位 チャーミー 泡のチカラ  136.7円
  10位 チャーミー V クイック 167.9円

  同社の現在の地位を物語っています。

 ●液体食器洗剤の商品分野において、花王、P&Gという存在の前では、
  ライオンは弱者。ただし、知名度からすれば、かなり有力です。

  かつてのビール業界で、キリンに大きく差をつけられていたアサヒが
  「スーパードライ」のブレイクで1位を奪取したのと同じことが、ラ
  イオンにできないとは限りません。

 ●同社は、「チャーミー 泡のチカラ」を開発するにあたり、

  ・主婦が食器を洗うときの気持ち

  を徹底的に調査することで、「泡立ち」「気持ちよさ」といった点を
  重視するという商品コンセプトを導き出しました。

 ●強者のマネをしていても、いつまでも弱者のままです。異なる土俵で
  戦わなければ勝ち目はありません。

  そのためには、顧客の「不満」に注目する必要があります。

 ●ライオンは、「食器洗いを楽しみたい」という主婦が増えていること
  がわかったそうですが、これはすでにニーズを顕在化させた後の表現
  です。この前に、

  ・食器洗いはつまらない、苦痛だ。

  という不満があります。

 ●どんなに洗浄力や抗菌効果が高くても、

  「所詮は食器洗い。つまらない作業だ」

  と思っているわけですね。

  競合他社はそこに気づいていない、ならば、わが社は洗剤で、食器洗
  いを楽しむ時間を提供しようと考えたのです。その結果、売れ筋ベス
  ト10で1位となりました。

 ●ちなみに、「チャーミー 泡のチカラ」は金額シェア17.4%。2位の
  花王「ファミリー キュキュット」は6.2%です。キャンペーンもから
  め、大きく引き離すことに成功しています。

 ●さて、あなたは、大儲けしている人のマネばかりしていませんか。そ
  れではいつまでたっても、先行している強者を上回ることはできませ
  ん。

 ●下位に甘んじている状態に満足しているのなら別ですが、いずれトッ
  プに立ちたいのなら、まず戦う土俵を別に設けることを考えてくださ
  い。それを検討する際、もっとも注目すべきは、

  ・顧客の不満

  であることを肝に銘じておきましょう。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 アメリカの銃乱射事件、長崎での市長銃撃事件で、銃への関心が高まっ
 ています。

 カリフォルニアに住んでいる、私の妻の親戚宅にも銃があり、1週間に
 1度、手入れをしています。凶悪犯等が発生した際に、自らを守るため
 に持っているわけです。

 日本では、刀を持てるのが武士階級(全体の5%未満)だけだったため、
 明治時代の廃刀令と共に、簡単に市民生活から武器を取り去ることがで
 きました。アメリカの事情はだいぶ異なります。

 自分の命は自分で守るという意識が強いアメリカ人と、警察や自衛隊に
 守ってもらう意識が強い日本人。両者のバランスをとりたいところです。
 ただ、全体的に国家として安全なのは、やはり日本の方ですね。

 さて、週末は兵法の勉強をします。また来週!(#^.^#)

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